毎日ばあちゃん

99才、お迎えが来たけど断ったばあちゃんの事。家族の事。自分の事。

そうめんと梅仕事と

今年初のそうめん。


たっぷりの麺つゆ

刻んだみょうが

焼きのり

いりゴマ

シーチキン

最後にゴマ油をほんの少し

これをつけダレにしてそうめんを食べる。


海苔はいらなかったかな、とか麺つゆが濃かったなと思いながらミョウガの風味を楽しむ。

たくさん茹でたそうめんも一瞬にしてなくなる。


1人のご飯は簡単でいいなー。

そうめんは簡単1人飯にもってこいだなと思う。


そして食後は梅仕事。

今年はたっぷりと無農薬の梅を2キロ頂いて、どうしたもんかと思っている間にだいぶ追熟してしまった。。

シロップ漬けにするには熟し過ぎ?

と思いながら、梅を洗い、水分をきれいに拭いて消毒済みの瓶に詰めた。

普段上白糖も氷砂糖も使わないので、自宅にあるサトウキビ糖を使ったのだがどうなるか。

おとなしく梅酒にすれば良かったのだけど、

シロップを作った後の梅で甘露煮を作りたくて。とりあえずやってみる。



これが昨晩のこと。



今朝大阪で大きな地震が起きた。

311の記憶が一気に蘇った。


あの時は出張でつくばにいて、立ってられないほどの揺れを初めて経験した。

電車は3日間動かず、ホテルはどこも満杯で、市内はどこも断水、停電、停ガス。

3日間市庁舎に設置された避難所で生活をした。

3日後、とりあえず千葉まで行けば電車が動いていると聞き、そこまでなら連れてってくれるという人が現れて車に乗せてもらったが、移動中の道のりが目を疑う光景ばかりで、なんだか夢を見ているような、地に足がついていないようなふわふわした心持ちだった事を今でも鮮明に覚えている。


あの頃は地震に対する構えが何もなかったから、事前に大きめの前震があったことも知らずその後本震が来る可能性も知らず自然災害の恐ろしさも知らなかった。


携帯が完全に死んだこともあり、避難所生活の間は状況の把握が出来ず能天気に3日間を過ごしたが、3日ぶりに帰った家の中の悲惨さと、改めてテレビを見てそこで初めて恐ろしいと思った。


それからは、狂っていく日常

恐ろしいという不安に支配される日々。

あれっていわゆるPTSDというやつだったのではないだろうか。





そうめんを食べ、梅仕事をし、「はぁ〜・・夏が来るな〜・・!!」なんて能天気にしていた昨日と今日の夜は全然違う。

ツイッターから地震情報が届く度に、胸がドキドキする。


311も、阪神淡路も、本震の前にかなり大きな余震があったようなので、しばらく超警戒状態で寝起きした方がいい。