ユザーンとアミットロイさん @北インドまつり
私は楽器演奏はほとんど出来ないけど、普段アフリカのトラディショナルを踊ったり歌ったりたまーに叩いたりしている。
アフリカンで使われる代表的なジャンベという太鼓も、タブラと同じ「皮を張った太鼓」だけど、全然違うんだなぁ。。
ちなみに、構造テクニック云々の前に、素手で叩く太鼓は慣れてない人であれば5分も叩けば手が真っ赤に腫れて痛くなる。
長時間叩くと血尿が出る。
昔、ジャンベの先生が「手のひらを鍛えるためにひたすらアスファルトを叩いて鍛えた」と言っていたが、誇張なしにそのくらい手を強くしないと、まずは単純に「叩き続ける」ということが出来ない。
故にわたしはほとんど太鼓を叩かない。
痛いの苦手。
でもタブラは指先であのカーン!とした音を出すんだよ。
それからあの多彩な音を繰り出すには
右手と左手の組み合わせ、指先と親指の腹、手のひら全体を細かく使いわける必要があるわけで、とにかく気の遠くなるような鍛錬が必要だ。
コンサートが終わってから喫煙所でご一緒したおじさまが、1曲目は11拍子の曲だったと教えて下さった。
音楽は奥が深い。そして世界は広い。
ユザーンは19でインドに渡ったと何かで読んだので、かれこれ20年以上タブラを追求し続けている。
アミット・ロイさんはシタール制作者のお父様を持ち、国際的に活躍したシタールの巨匠故ニキル・ベナルジーに師事した、数少ない日本在住のプロ奏者。インドでも銀のように輝く旋律と高く評価されている方だそう。佇まいがもうなんだか神だった。
1つのことを極めること、そしてそれをものにしてから独自のスタイルを確立すること。そんなカッコ良さに触れて心底痺れた。
インド音楽いいなぁ。。
最近久々に見返していた『ムトゥ踊るマハラジャ』のラジニ様Tシャツやマサラワーラー武田さんの作品も買えてとても大満足な1日でした。
どや!この神々しさ。