毎日ばあちゃん

99才、お迎えが来たけど断ったばあちゃんの事。家族の事。自分の事。

ユザーンとアミットロイさん @北インドまつり

アミット・ロイとユザーンの北インド古典音楽コンサート。

お2人とも超絶カッコよかった。。

トラディショナルなインド音楽について全く知識がなくても、誰もが引き込まれ、魅了される演奏だと思った。

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私は楽器演奏はほとんど出来ないけど、普段アフリカのトラディショナルを踊ったり歌ったりたまーに叩いたりしている。

アフリカンで使われる代表的なジャンベという太鼓も、タブラと同じ「皮を張った太鼓」だけど、全然違うんだなぁ。。


ちなみに、構造テクニック云々の前に、素手で叩く太鼓は慣れてない人であれば5分も叩けば手が真っ赤に腫れて痛くなる。

長時間叩くと血尿が出る。

昔、ジャンベの先生が「手のひらを鍛えるためにひたすらアスファルトを叩いて鍛えた」と言っていたが、誇張なしにそのくらい手を強くしないと、まずは単純に「叩き続ける」ということが出来ない。

故にわたしはほとんど太鼓を叩かない。

痛いの苦手。


でもタブラは指先であのカーン!とした音を出すんだよ。

それからあの多彩な音を繰り出すには

右手と左手の組み合わせ、指先と親指の腹、手のひら全体を細かく使いわける必要があるわけで、とにかく気の遠くなるような鍛錬が必要だ。


コンサートが終わってから喫煙所でご一緒したおじさまが、1曲目は11拍子の曲だったと教えて下さった。

音楽は奥が深い。そして世界は広い。



ユザーンは19でインドに渡ったと何かで読んだので、かれこれ20年以上タブラを追求し続けている。

アミット・ロイさんはシタール制作者のお父様を持ち、国際的に活躍したシタールの巨匠故ニキル・ベナルジーに師事した、数少ない日本在住のプロ奏者。インドでも銀のように輝く旋律と高く評価されている方だそう。佇まいがもうなんだか神だった。



1つのことを極めること、そしてそれをものにしてから独自のスタイルを確立すること。そんなカッコ良さに触れて心底痺れた。


インド音楽いいなぁ。。


最近久々に見返していた『ムトゥ踊るマハラジャ』のラジニ様Tシャツやマサラワーラー武田さんの作品も買えてとても大満足な1日でした。



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どや!この神々しさ。